天才も模写から技術を磨いた!ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝

ミケランジェロ展

以前、模写をしてお絵描きが楽しくなったの記事で、ミケランジェロの素描をお手本にしたことがありました。模写をきっかけでミケランジェロに興味を持ちはじめていたら‥なんと!ミケランジェロ展が開催しているとのことで行ってきました!

ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝
場所:パナソニック 汐留ミュージアム
開館期間2016年6月25日(土)~8月28日(日) 開館時間午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)休館日毎週水曜日 夏期休館:8月12日~8月18日

本当に勉強不足でお恥ずかしいのですが、模写で素描を模写した時、とても肌の質感にこだわりを持った方なのかなと。そんな印象しかありませんでした。でも実際、展示会へ訪れて、考えが変わりました。

ミケランジェロとは

ミケランジェロ・ブオナローティ
1475年3月6日 – 1564年2月18日)は、イタリア盛期ルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人。西洋美術史上のあらゆる分野に、大きな影響を与えた芸術家である。ミケランジェロ自身が本業と考えていた彫刻分野以外の作品は決して多くはないにもかかわらず、様々な分野で優れた芸術作品を残したその多才さから、レオナルド・ダ・ヴィンチと同じく、ルネサンス期の典型的な「万能人」と呼ばれることもある。
(wikipediaより)
ちなみに、レオナルド・ダ・ヴィンチとは23歳年下です。

ミケランジェロは模写素描でセンスを磨いた

ミケランジェロは工房に入る前後、フィレンチェのサンタ・クローチェ聖堂・ジェットとその工房による壁画など、様々な壁画を素描を写し取って絵画のセンスを磨きました。これはミケランジェロだけでなく、画家を目指す若者は工房に入門し、優れた素描を模写することからスタートします。
どんなに天才と言われる人でも、やはり最初は他人のマネから始まるのですね!ただし、ミケランジェロの場合、工房に入って間もなくほとんどの絵画技法を習得してしまい、先生から「自分よりものを知っている」と言われてしまいます。‥やっぱり天才は天才です。

ところで素描って何?

ミケランジェロが書いた素描です。素描というのは、フランス語で「デッサン」と言います。輪郭線による写実のことで、もう少しわかりやすく言うと線画や、下書きの段階のことを指すのではないかなと思います。

ミケランジェロが書いた素描です。素描というのは、フランス語で「デッサン」と言います。輪郭線による写実のことで、もう少しわかりやすく言うと線画や、下書きの段階のことを指すのではないかなと思います。

ミケランジェロは人望が厚い人だったっじゃないか

先で説明した素描は、当時の権力者や美術愛好家が競ってでも手に入れたい大変価値のあるものでした。ミケランジェロは、自分が描いた素描を、資金を得られるようにと弟子に渡したり、若い貴族や高貴な未亡人にあげていたそうです。
また、ミケランジェロは、ブロンズ彫刻家・メダル作家のレオーネ・レオーニに、教皇に仕事を紹介しました。レオーネは、ミケランジェロの口添えで仕事を獲得できた事に感謝して、ミケランジェロが刻印されたメダルと手紙を送りました。
自分の素描で資金を獲得できるように弟子に分けあたえたり、仕事を紹介されたことが嬉しすぎてメダルを作ってしまう人がいたり、ミケランジェロは人望に厚い、慕われた人だったのではないかと私は解釈しています。ミケランジェロは86歳まで、複数並行して仕事をしていたそうです。その年まで仕事が尽きなかったのは、彼の天才的な技術だけじゃなく、人望があったからこそ働くことが出来たのではないでしょうか。

超激務だったシスティーナ礼拝堂の天井絵制作

ミケランジェロが30歳でシスティーナ礼拝堂の数100平方メートルある天井絵の制作に着手することになります。約4年間に渡って、上を見上げながら絵を描くのですから、絵の具が顔に滴り落ちベトベト。首肩腰、全身バキバキのゴリゴリです。その過酷な環境に友人へ愚痴の手紙を書いてしまうほどです。また、仕事の依頼主である教皇と衝突して中断することもありました。天井絵の完成後、ミケランジェロはしばらく上を見上げなければものが見れない後遺症が残ったそうです。でも、なんだかんだで、西洋美術の歴史に残る大作を完成させたミケランジェロはやっぱり天才です。

建築家としてのミケランジェロも模写からはじまった!

ミケランジェロは建築に関してさほど興味を持っていませんでした。しかし、サン・ロレンツォの聖堂の建築の仕事を受けた時、建築知識の必要性を感じたそうです。そこでミケランジェロは、必要な知識を手っ取り早く会得するため古代建築図集(コナー手稿)の素描を模写しました。
若手画家が最初に模写からはじめるように、新米建築家のミケランジェロも模写からはじめました。もしかすると模写は、技術・知識を向上させるために必要不可欠なんじゃなかなと感じました。