30秒ドローイングは、初心者には向かない? 人体模写のススメ


ある時期、30秒ドローイングを毎日、義務感のように永遠としていました。

でも実は、30秒ドローイングは、初心者には向かないそうです。中級以上が手慣らしで描くもので、プロでも難しいとのことです。

この話を聞いて、「プロでも30秒ドローイングが難しい?そんなまさか!?」
なんて半信半疑でした。でも、デッサン教室に通い、始めて人体模写を行い、なんとなくその意味がわかったような気がしました。

今回は、私が人体解説本などお手本にした模写をご紹介します。模写をしてみた体感としては、30秒ドローイングを闇雲にやっているよりも頭に入ってきました。
人体を正しく理解すれば形の狂いも気づきやすく、お絵描きを楽しく描けそうです!

 

 

頭部

kao_mosha

顔の比率は、正面は「3:2」 横顔は「3:3」
ただし、男性西洋人の骸骨なので、日本人だと横顔はコンパクトになる。

ude_2腕の模写をしている際、先生に「人体を描く際、意識することは?」と質問してみました。

先生の答えは・・・

(1)骨を意識する
(2)筋肉の流れを意識する

(1)(2)を意識した上で陰影をつけていくそうです。

ude_1

二の腕部分の骨が、上腕骨(じょうわんこつ)、前腕部には骨が2本。やや太めの橈骨(とうこつ)。橈骨よりも細いのが尺骨(しゃくこつ)。腕の曲げたり、ひねったりすると橈骨と尺骨ははねじれる。

neck1

赤い部分が胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)。この筋肉は後頭部首元までつながっている。

neck_mosya

いろんな角度を模写して、ストックを貯めておけば、資料としても使える!

 

foot_mosya

足苦手です。でも、模写してみると見えてくるパターンが。

 

人体模写してみての感想

人の身体って不思議だなあ・・・よく出来てる、と思いました。
ダヴィンチが人体解剖した気持ち。何となくわかりました。そして、肝心の模写はまだまだ足りない部位、分からないことがたくさん。すごく昔に買った人体資料集を引っ張りだして、読み込んでいます。