デッサンは一枚描いただけじゃわからない事だらけ。何回も描いてコツが分かっていくのものだと最近思うようになりました。ですので今回は、石膏デッサンの成長記録と、その中で気がついた事をご紹介します。
(1枚目)石膏デッサン初心者は線で描いちゃいけない。影をつけて描くこと。

ミケランジェロ作 イタリアフィレンツェの実質的な支配者のメディチ家一族の三男
これが初めての石膏デッサンです。
普段漫画絵ばかり描いてきた影響もあり、輪郭、目、鼻の位置をはっきり決めて描いていました。その容量で石膏デッサンをしていくと、これがなかなか難しいのです。何度も比率を図りながら、顔のパーツを配置していくとズレを感じて、何度も手直し。永遠に直し続けていくのです。そんな私に先生は、「最初から線ではっきり描いてはいけない」とアドバイスをいただきました。

「目」「鼻」「口」などの顔のパーツとしてみるのではなく、あくまで凹凸の影としてみること。最初は大雑把に固まりとして陰をつけて徐々に詳細を描きたしていくのです。難しそうに見える髪の毛のくるくるパーマも同様の考えです。
(2枚目)人の顔には凹凸があることを知る

「アリアス」
クレーテー王ミーノースと妃パーシパエーの間の娘。
前回の初めは大雑把に影をつけていくことは覚えました。が、さらに影が落ちる部分の詳細を突き詰めていくと、様々なカタチが見えてきました。

(ア)顔には目のくぼみがあり、目玉は白色に見えますが、影が落ちているので実際暗いこと。(イ)頰骨から顎にかけて頰に膨らみがあるので面を意識して影を付けること。(ウ)目尻から頰にかけて外側は影をが落ちて暗いことが分かりました。
これまで立体を意識しないのっぺりした漫画顔しか描かなかった私には、目からウロコが落ちました。また、石膏デッサンをしたことで、自分の顔の凹凸をよく確認する機会が増えた気がします(笑)
(3枚目)デッサンは冷静なチェックと見切りが大事?!

セレウコス朝シリアの王だった人物
前回の反省をふまえて最後まで仕上げた感があるのですが、、、何か違和感‥。その違和感は未だによく分かっていません。最後の講評で先生に言われたのが、「後ろに下がって冷静な目で石膏を見てる?」と。先生は数分に一度は後ろに下がり、形に狂いはないか、光の写り込みや影が落ちている場所など、具体的なチェック項目を立てて、自分のデッサンを厳しい目で見ているそうです。
私は、後ろにさがって自分のデッサンを頻繁に見ているのですが、漠然とただ見ているだけ。
先生のような細かいチェックはしていません。
まだまだだなあ‥なんて思っていたら、
もう一人の別の先生が「私は自分の描いた作品は、ほぼ捨てている。失敗したら次にいけばいいと思っている」と。
一枚の絵に固執しているのもいいけど、気持ちを切り替えて新しい絵を描くことも大切のなのかなと思いました。
(4枚目)石膏デッサンの形の取り方のおさらい

「アグリッパ」
古代ローマの軍人。初心者向けで、難易度は低め
4回目の石膏デッサン。完成をみると、前回よりも立体を意識して描くことができたと思います。が、実は描きはじめ、先生にからカタチを大幅に修正されて今に至ります。
ということで、今回は石膏デッサンの形の取り方のおさらいをします。

(1)描きたい大きさをきめる。
描きたい石膏像の範囲を決める。縦横の比率も計る。
※必ず頭から胸の台座がギリギまでを画面に入れる。顔だけや、頭から首まではNGだそうです。
(2)中心を図る。
(1)で測った範囲の中心を取ります。実際の石膏像を見て、その中心がどこにあるのか確認。仮に唇だとして、中心に唇を描き込みます。さて、比率を図るスタート地点ができました。ここから各パーツの比率を図りながら描いていきます。
(5枚目)正面顔は難しい

海の神のポセイドンの妻。本当の名前はアンピトリテ。
なんとなく描き方も慣れてきたような気もしますが‥今回は正面に挑戦したのですが、何かが難しい。その何が原因で難しいのかわからず、戸惑いながら描いていました。全頭部は髪の量が少なく‥つまり、禿げているのですが、そこもどう描いていいのやらと戸惑いだらけでした。
この戸惑いが、講評で先生から言われたことで
ハッキリと明確にわかりました。
「正面顔は、立体的に見えづらく難しい位置。後ろへの回りこみを表現するのに手こずっているのがよくわかる。あと、首元が円柱を意識して書けば良くなるよ」
このようにお言葉をいただきました。私には正面を描く技量まだまだだけどいつか、よいデッサンが描けるようにこれからも努力していきたいと思います。